[講談社選書メチエ 441]聖遺物崇敬の心性史 -西洋中世の聖性と造形-
聖人の遺体や遺骨、遺灰、聖人が生前に身にまとったものや触れたもの=聖遺物は、「宝石よりも貴重で、黄金よりも価値がある」と形容され、かぐわしい香りや光を放ち、腐敗 …
詳細へ[15歳の寺小屋]道は必ずどこかに続く
「こうなりたい、という人のまねをする。つまりモデルを持つことは、とても大切です。しかし、まるごとのまねでは自分がなくなってしまう―」まもなく100歳になろうとす …
詳細へ[講談社文庫]「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法
教育 2008年12月12日
「11歳の時、私ななぜ、“この作品には何かがある”と直覚したのだろう。最近になってやっと、その正体が見えてきた」。『赤毛のアン』には、「幸福」とはなにか、その秘 …
詳細へ真珠湾攻撃総隊長の回想 -淵田美津雄自叙伝-
歴史・評伝 2008年11月20日
真珠湾、ミッドウェー、広島・長崎を目撃し、ミズーリ号の降伏調印式に立ち会った男は、戦後なぜ、キリスト教に回心し、以前の敵国に渡ったのか。数奇な運命を辿った著者が …
詳細へ[講談社文芸文庫]哀歌
文学・エッセイ 2008年10月20日
肉体の恐怖の前には精神など全く意味を失ってしまう。臆病に生き臆病に埋もれて、自分がどんなに卑怯なのかどんなに弱いのか、たっぷり承知している―弱者。弱者を凝視して …
詳細へ[講談社文庫]虹の絆 -ハワイ日系人母の記録-
歴史・評伝 2008年7月14日
逆境の中、母の笑顔が家族の絆をつないだ 真珠湾攻撃によって、ハワイ日系人家族の幸福な日々は覆った。貿易会社を営むシゲキ・フジモトは収容所へ送られ、私財は接収、妻 …
詳細へ[講談社学術文庫]宗教哲学入門
宗教・哲学 2008年5月1日
宗教とは何か。その役割はどこにあるのだろうか。人は生あるかぎり「苦」を背負って歩む。物質的豊かさにもかかわらず、「退屈」と「不安」に苛まれる。手応えのない「空虚 …
詳細へ[講談社現代新書 1937]ユダヤ人 最後の楽園 -ワイマール共和国の光と影-
歴史・評伝 2008年4月1日
第一次大戦後のドイツに成立したワイマール共和国。そこには「共生」の理想を掲げ苦闘したユダヤ人の姿があった。ナチの「最終的解決」前夜に咲き誇ったユダヤの栄光を鮮や …
詳細へ[講談社学術文庫]生き残った帝国ビザンティン
歴史・評伝 2008年3月1日
栄華の都コンスタンティノープル、イコンに彩られた聖ソフィア教会…。興亡を繰り返すヨーロッパとアジアの境界、「文明の十字路」にあって、帝国はなぜ一千年以上も存続し …
詳細へ[講談社文芸文庫]堀辰雄覚書・サド伝
宗教・哲学 2008年2月1日
神とは何か。悪とは何か。日本人にとってキリスト教信仰はいかに可能か、という問題意識のもと、戦時下より親交のあった堀辰雄の作品を対象に、その純粋性から宗教性へ、さ …
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