『正法眼蔵』参究 -道の奥義の形而上学-
宗教・哲学 2008年10月28日
ここに生きてある「身」をもって「正法眼蔵」と対話し、そこに開かれる信の風景を記録した「身読の書」。テクストに込められた気迫とヴィジョンとを、詩的な彩りをそのまま …
詳細へヴェーバー『古代ユダヤ教』の研究
宗教・哲学 2008年9月20日
50年にわたって古代ユダヤ教とともに歩んできた著者の研究の集大成。ヴェーバーのこの書が、西欧の歴史的個性を独自の文化比較の方法で解明した最重要著作であることを明 …
詳細へ宗教の倒錯 -ユダヤ教・イエス・キリスト教-
宗教・哲学 2008年9月10日
イスラエル民族神話の成立からラビ体制へ、ユダヤ教の歴史を叙述し、キリスト教誕生の壮大なドラマに隠された光と影とを描き出す。〈いのち〉を生かし、人を支えるはずの宗 …
詳細へ[岩波文庫]新訳 キリスト者の自由・聖書への序言
『キリスト者の自由』は、福音主義の信仰の真髄を明らかにしたもので、ルター(一四八三‐一五四六)のいわゆる宗教改革的論文中の珠玉の一篇である。小著ではあるが、ここ …
詳細へヨハネ福音書のイエス
聖書学 2008年7月23日
「はじめに、ことばがいた」。かつて挑戦したヨハネ福音書新訳の経験を踏まえて、新しい読み方を提案する。イエスの謎めいた語り口の秘密とは何か、愛していた弟子とは誰か …
詳細へグノーシス「妬み」の政治学
宗教・哲学 2008年7月14日
「われは妬む神」。妬みという人間的な暗い情念のドラマとして、グノーシスの救済神話を読み解く歴史的宗教心理学の試み。流出から回帰へ、世界創成の宇宙的循環モデルは、 …
詳細へ旧約聖書と哲学 -現代の問いのなかの一神教-
旧約聖書は、モラルの崩壊や環境破壊といった今日的問題に、なお有効なメッセージを発信しうるのだろうか。カント、西田、ユング、デリダらの旧約解釈と対話しつつ、〈信〉 …
詳細へ黒人霊歌は生きている -歌詞で読むアメリカ-
音楽・楽譜 2008年4月1日
アメリカ社会の無意識を受け止め変化し続けた黒人霊歌は、やがて神様の歌・ゴスペルと悪魔の歌・ブルーズに分裂していく。採集初期からの歌詞の変遷を、アメリカ詩の専門家 …
詳細へ[哲学コレクション Ⅳ]非神秘主義 -禅とエックハルト-
宗教・哲学 2008年4月1日
ドイツ神秘主義の主峰エックハルトと禅は魂の根底とは何かという問いに向きあい、それは神の根底であり無であると説く。東西の伝統の狭間を通底して響きあう両者にとって根 …
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