• 期日: 2024年8月23日(金)~ 2024年9月1日(日)まで
    時間: 平日10時〜19時、日曜日13時〜19時
    場所: 教文館3階ギャラリーステラ
    主催: 株式会社教文館
    協賛: キリスト新聞社
    料金: 入場無料

 

長尾優は1992 年、東京吉祥寺にてロゴス・デザインを立ち上げ、学校案内、会社案内、各種パンフレットやフライヤーなど、グラフィック・デザイン(紙媒体による商業デザイン)全般から仕事をスタートしましたが、次第に聖書や讃美歌を含む数多くのキリスト教関連書籍の装幀(ブックデザイン)をメインに手がける装幀者となって現在に至っています。

今回の初となる展示会では、装幀を手がけたキリスト教書籍の作品展示によってその歩みを振り返るとともに、装幀の製作コンセプト、使用した素材の紹介、製作の工程などが分かりやすいパネル展示で紹介されます。長尾優が装幀を担当した書籍の多くを同フロアのキリスト教書部で購入することができます。

在廊予定日は下記の通りです。(諸事情により変更される場合があります。あらかじめご了承ください)

8月23日(金)13:00~16:00(初 日)

8月24日(土)13:00~16:00

8月25日(日)13:00~16:00

9月 1 日(日)13:00~17:00(最終日)

関連特別イベント哲学

研究者 森 一郎氏との特別対談

「もの・ひと・そして世界」

期日: 2024 年 8月31日(土) 13:30~16:00 会場: 日本基督教団銀座教会(東京都中央区銀座 4-2-1)地下1階集会室

本装幀展の関連特別イベントとして、2024 年 8月31日(土曜日)午後1時 30 分から、日本基督教団銀座教会(東京都中央区銀座 4-2-1)の地下1階集会室で、ドイツ近現代哲学研究者の森 一郎氏(東北大学大学院教授)と長尾 優による特別対談が行われます。

著者と装幀者という関係で長年本づくりに携わってきた2 人。長尾が装幀を手がけた森氏の最新刊『アーレントと赦しの可能性』(春風社、2024 年)に描かれた、ハンナ・アーレントのイエス論。そこに展開している〈イエスと赦し〉というキリスト教の大命題に哲学の地平から捉えられた斬新で示唆に富んだ可能性とは。また長尾の装幀業、森氏が携わってきた著作と翻訳という互いの仕事から見えてくる発見、課題、展望について、自由に語り合います。当日会場では教文館出店による関連書籍販売も予定されています。

森  一郎(もり・いちろう)氏略歴   東北大学大学院情報科学研究科教授

1962 年埼玉県生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院文化学研究科修士課程修了、同博士課程中途退学。東京女子大学文理学部教授を経て、現在、東北大学大学院情報科学研究科教授。博士(文学)。専攻は近現代ドイツ哲学、現代における哲学の可能性。

著書:『死と誕生―ハイデガー・九鬼周造・アーレント』(東京大学出版会)、第21回和辻哲郎文化賞・学術部門受賞)、『死を超えるもの―3・11 以後の哲学の可能性』(東京大学出版会)、『世代問題の再燃―ハイデガー、アーレントとともに哲学する』(明石書店)、『ハイデガーと哲学の可能性―世界・時間・政治』(法政大学出版局)、『ポリスへの愛―アーレントと政治哲学の可能性』(風行社)、『アーレントと革命の哲学―『革命論』を読む』(みすず書房)、『快読 ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』』( 講談社選書メチエ)、『アーレントと赦しの可能性―反時代的試論』( 春風社)。翻訳者として、ハイデガー、アーレント、ニーチェらの邦訳出版も多数手がけている。

8月31日の銀座教会での特別対談イベントのみ、予約制・先着順(定員80 名)で、事前のお申し込みが必要です。

参加を希望される方は、お名前、参加人数、当日連絡がつく携帯電話の番号を明記の上、メールアドレス  londel.unico.03@gmail.com

までメールにてお申し込みください。

会費 1,000 円(当日頒布する装幀図録代など、当日受付にて)