- 期日: 2024年6月22日(土)
時間: 14:00~15:30予定
場所: 教文館3階ギャラリーステラ
主催: 株式会社教文館/日本ヘブライ文化協会
協賛: 日本キリスト教文化協会
料金: 参加費1,000円
第43回キリスト教文化講演会を開催致します。キリスト教文化講演会は教文館が主催する文化事業です。
今回は長年にわたって日本においてユダヤ文化を紹介し、数多くの著書もある阿部望氏(日本ヘブライ文化協会代表)をお迎え致します。
【講師による概要説明】
「死海文書」は紀元前の2世紀から紀元1世紀にかけてイスラエルの死海沿岸にあるクムランという場所を中心に生きた人々が所持していた文書です。1947年に最初の写本が発見され、少しずつ解読が進められてきましたが、研究者たちがなかなか手を出そうとしなかった写本群があります。それはユダヤ教の律法議論を扱ったものです(『ダマスコ文書』、『神殿の巻物』、『ハラハー書簡』、その他)。その理由は、律法は面白くない。ユダヤ教の知識が必要。イエスは律法からの解放を説いたのだから、今さら研究する価値がないと思われたからです。しかしこれは表向きの理由で、律法議論に詳しいユダヤ人学者がこれらの断片を見ることができるようになったのは1967年からだったというのが本当の理由です。つまり本格的な研究は70年代になってから始まり、2000年代に入るとその詳細が明らかになってきました。
本講演では『ハラハー書簡(トーラーの諸行為)』を取り上げます。この文書には、筆者のグループ(クムラン共同体の人々?)と、他派(ファリサイ派の前身?)との議論が書かれていて、双方の言い分がそのままイエス時代直前のユダヤ人たちが何を重要視していたかを表しているからです。これらの議論をベースにすると、新約聖書を違った視点から見ることができます。
【 イベントスケジュール 】
◎6月22日(土)14:00-15:30
講師:阿部望氏
会場:教文館3Fキリスト教書部ギャラリー
定員:25名
参加費:1,000円(要予約)。申込多数の場合は、ご連絡の上調整をさせて頂くことがございます。
お申し込み方法:
・Peatixでのお申し込み
・メール: xbooks@kyobunkwan.co.jp
・お電話(平日営業時間内10時~18時): 03-3561-8448
Peatixでのお申し込みを優先いたします。その他、メール、お電話でのお申し込みも受け付けます。
Zoomでのオンライン参加をご希望の方は下記のリンクよりお申し込みください(前払いです)。
お申し込み頂いた後に視聴に関する情報をメールにてご連絡致します。
https://shop-kyobunkwan.com/hcaj202406.html
【2024.4.23追記】参加された方でご希望の方は、期間を区切って(一週間程度)後日の視聴が可能なオプションを無料でお付けします。ただし、音声の状態など、録画状況の不備に関しては免責とさせて頂きます。