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内容詳細

広範な分野から考察された15の論考

イエスが説いた〈福音〉は、パウロによって「信じる者すべてに救いをもたらす神の力」として宣べ伝えられた。現代の教会もまた、〈常に改革される教会〉として福音の意義を問い続け、福音宣教の働きを継承する責務を担っている。福音は歴史上いかに理解され、福音主義は教育の場でいかに伝えられたのか? 東北学院大学研究ブランディング事業シンポジウムの講演録を含む論文集。

 

【目次】

第Ⅰ部 〈福音〉とは何か――初代キリスト教会における〈福音〉理解

第1章 福音とは何か  ペーター・ランペ

第2章 パウロと福音告知  ペーター・ランペ

第3章 福音の継承?  辻学

第4章 死者への福音?  吉田新

第5章 オリゲネスのパウロ解釈とルターへの影響 出村みや子

第Ⅱ部 福音主義とは何か――〈福音〉から〈福音主義〉へ

第1章 ルターにおける福音理解の特質  金子晴勇

第2章 カルヴァンの福音理解  野村信

第3章 スコットランドにおける「福音主義」の展開  原田浩司

第4章 近現代の「福音」  川島堅二

第5章 バルトにおける近代主義批判と新しい福音理解  阿久戸義愛

第6章 「福音主義」とエキュメニカル運動における教育的実践  藤原佐和子

第7章 相違における一致  佐藤司郎

第Ⅲ部 東北学院と福音主義――福音宣教と学校教育

第1章 福音の伝達者 アンブローズ・D.グリング  出村彰

第2章 福音と教育  佐々木勝彦

第3章 福音の帰結としての芸術  鐸木道剛

 

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