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内容詳細
信仰の自由が認められている現代、長崎県下には今なお、潜伏時代の信仰を守る人々、カクレキリシタンがいる。
だが、彼らは隠れてもいなければキリシタンでもない。
その信仰世界は、キリスト教徒大きく異なり、神や儀礼、唱文などは、日本の伝統的な先祖崇拝や生活と融合し、独自の民俗宗教へと変貌していた。
秘蔵の像や行事の様子など、貴重な写真を多数掲載。
圧巻のフィールドワークで、知られざる「独自宗教」を活写する。
第一章 カクレキリシタンとは何か（カクレキリシタン研究の足跡／潜伏時代とキリシタン崩れ／キリシタンの復活とカクレキリシタンの出現 ほか）
第二章 カクレキリシタンの分布（潜伏キリシタンの分布／現在のカクレキリシタンの分布）
第三章 生月島のカクレキリシタン（生月キリシタンの歴史／生月のカクレキリシタン組織／生月のオラショオラショの意義 ほか）
第四章 平戸島のカクレキリシタン（平戸キリシタンの歴史／平戸キリシタンの分布／根獅子のカクレキリシタン ほか）
第五章 五島のカクレキリシタン（外海潜伏キリシタンの五島移住／若松島有福のカクレキリシタン／奈留島のカクレキリシタン ほか）
第六章 長崎のカクレキリシタン（家野町のカクレキリシタン／岳路のカクレキリシタン）
第七章 外海のカクレキリシタン（外海キリシタンの歴史／出津のカクレキリシタン／黒崎のカクレキリシタン）
第八章 カクレキリシタンの解散とその未来（なぜカトリックに戻らないのか／消えゆくカクレキリシタン／解散後の神様の取り扱い ほか）
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