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内容詳細

ビジュアル大百科 聖書の世界

圧倒的なビジュアル!

刊行記念特別価格!

2017年3月末まで、通常本体価格30,000円のところ27,000円で販売いたします。

旧約聖書には、歴史や社会をみつめる眼があり、自己を批判的に省みる冷静な精神があり、苦難にあえぐ人間への深い洞察がちりばめられている。

すなわち、人類の古典である。

新約聖書にもまた、キリスト教をこえて人々の心に訴える面がみてとれる。

なかでも、福音書が伝えるイエスの教えとその歩みとは、キリスト教徒であるか、そうでないかに関わりなく、読む者の心をつかんで離さないだろう。

新約聖書もまた人類の古典である。

ここから、人類の新たな歩みがはじまった。

本書はそのような旧約・新約聖書を図版と平明な文章によって解き明かしてゆく。

すでに聖書に親しんでこられた方々はもとより、これから聖書に触れようとする方々にも大いに楽しんでいただけるにちがいない。

なかでも、福音書に描かれるイエスの物語の数々に旧約聖書が伝える預言の成就をみてとる点に、本書の特色があらわれる。(本書まえがきより抜粋)

[本書の特徴]

1  聖書(旧約・新約)についての基本的な知識を本書一冊で学ぶことができる。

2  聖書についてまったく知らない人はもちろん、信者である程度の知識がある人、キリスト教系学校の生徒や教会学校で学ぶ児童など、幅広い読者のレベルに対応できるわかりやすい記述。カトリック、プロテスタントなど教派に偏らない記述に配慮。

3  絵画、地図、歴史的遺物や遺跡の貴重な写真など図版1000点以上を掲載し、旧約聖書・新約聖書の記述の順番に沿って解説。「ビジュアル要素を駆使して、聖書を面白く、わかりやすく語り直す」画期的試み。

4  見開きで1テーマを解説。どこから読んでも面白く、わかりやすい。たとえば有名なエピソード(旧約:カインとアベル、ノアの大洪水等 新約:放蕩息子、カナの婚礼、よきサマリア人等)などを見開き2頁で図版とともに解説するためすっと頭に入ってくる。

5  聖書からの引用が非常に多く、本書と聖書の間を行き来することによって確実に聖書の知識が身につく。また、聖書を取り巻く歴史的背景についても相当の紙面を割くことによって、聖書に関する重層的な知識が得られる。

6  歴史的書物としての聖書の解説だけでなく、現代の私たちの生活の中で聖書がどのように生かされているかを考慮した解説。

7  充実した「巻末史料」

聖書に登場する主要人物
聖書の地名一覧
聖書で使われる度量衡一覧
統治者一覧
聖書の有名な引用句
預言者一覧
イエスのたとえ話一覧
イエスの奇跡一覧    他多数

 

【本書を推薦します!】

岡田武夫(カトリック東京大司教)
聖書は、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の三つの宗教にとって非常に重要な書物であるだけでなく、偉大な人類共通遺産であり、人生についての尽きることのない知恵の書であります。とはいえ、この、異なる文化・時代において成立した膨大な文書を味わうためには手引きが必要であり、本書はそのための適切な案内人であると考えます。本書を多くの方々にご利用いただきたく、ここに推薦いたします。

佐々木道人(聖公会神学院校長)
本書は「ビジュアル」と名を掲げるほどに、大量な図版が用いられている。それらを眺めるうちに、子供達と礼拝を共にしていた思い出が甦った。物語が傾聴される時、子供たちは放心したような面持ちになり、それぞれの方向を向き、何かを見ていた。図版の名画の作者も、子供の頃に聴いた物語から着想を得ているのかと思うと楽しくなる。自ら聖書を読み、浮かんでくる映像との差異を楽しむのも一興であろうと思われる。

辻 学(広島大学大学院総合科学研究科教授)
キリスト教が芽生えた土壌はユダヤ教であり、新約聖書は旧約聖書を前提にする。本書はそこに焦点を当て、旧約聖書の内容を紹介した上で、福音書をはじめとする新約聖書を解説することにより、キリスト教の成立をみごとに描き出す。聖書に題材をとる美術作品の豊富な紹介もよい。

長谷川修一(立教大学文学部キリスト教学科准教授)
聖書は説教じみた宗教書ではない。歴史のなかで紡がれた書物群である。だから、歴史に照らして読むとき、聖書の思想はくっきり浮かび上がる。その意味で、歴史資料を豊富に用いた本書は聖書を読むためのよき導き手となるだろう。

英隆一朗(カトリックイエズス会士、聖イグナチオ教会助任司祭)
聖書が体感できる本
聖書を直接読んでもよく分からないことも多い。文字だけだとイメージが湧かず、生き生きとした物語の面白さに触れられないのだ。ところが、この本は挿絵や写真を通して、感覚的に捉えることができる。(またコメントも短くて適切である)。神のことばは実に私たちの心身すべてを通して働いておられる。本書を通して、それをぜひ実感してもらいたい。

船本弘毅(関西学院大学名誉教授)
西洋文明の二大源流は、ヘレニズムとヘブライイズムであるが、聖書は後者の基礎となった書物であると言える。本書は、聖書への理解を深めると共に、西洋文明の源流を明らかにし、さらにわたしたちの生きる東アジアの文明の根源へと思索を深めてくれるであろう。

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