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内容詳細

【目次】
序文
第1章 語ることと聴くこと
一 言語と哲学
二 言語の根本規定
三 意味としての言語
四 構造としての言語
五 行為としての言語
六 歴史と言葉
七 存在と言葉
第2章 ニヒリズムに臨む宗教
一 近代のニヒリズムの歴史
(1)近代の起源とその精神史/(2)十九世紀のニヒリズム
二 ニヒリズムの本質と現代におけるその形態――(1)ニヒリズムの根本構造
(1)無の理解の諸形態/(2)ニヒリズムの本質規定の試み
三 ニヒリズムの本質と現代におけるその形態――(二)現代のニヒリズムの根本構造
(1)現代の諸様相とニヒリズムの関係/(2)現代におけるニヒリズムの一形態/(3)現代のニヒリズムに見られる多義性
四 ニヒリズムに臨む宗教の課題
(1)宗教の内的刷新/(2)世界への開き/(3)人間性の擁護/
(4)宗教的実践への道
第3章 作製的理性と意義の肯定――科学・技術時代における宗教の未来に向けて
一 自然科学的・技術的な思考形態の問題
(1)歴史的概観/(2)自然科学的・技術的な思考形態の基本的
特徴/(3)科学的・技術的な思考形態が及ぼす一般的影響
二 宗教的次元の解明としての意義了解
(1)科学的・技術的な合理性の受容/(2)意義への問い/
(3)救済の探究
三 宗教的行為の理解に向けて
(1)宗教的な根本的行為の内的構造/(2)意義肯定の修練の
ために
第4章 意義の発見から神との出会いへ
一 現代の精神性
二 意義の発見
三 意義経験の記述
四 意義の諸要素
五 神との出会いと宗教行為の源泉
第5章 超越理解と神経験
一 人間存在の基礎づけである無制約者
(1)神の間題と自己に対する問い/(2)自由な存在としての人間/
(3)自由と目的設定/(4)自由の基礎づけとしての善の解明/
(5)無制約的善の現実性
二 経験に現れる神
(1)経験における無制約者への問い/(2)経験によって生きる
人間/(3)神経験/(4)意義の経験と神との出会い/
(5)神経験と人間の自己発見/(6)神経験の究極的な形
三 神の暗闇における人間
(1)自己譲渡の存在者としての人間/(2)神に対する自己贈与/
(3)とらえがたい神による自己の変容/(4)信仰と愛による神との
接触
第6章 祈りの人間論的構造
一 問題設定
二 人間論的基礎づけ――人間の開き
(1)開きという事実/(2)開きの方向性/(3)開きの本来的性質
三 祈りの人間学――神に向かう開きの遂行としての祈り
(1)自由の自己開示としての祈り/(2)祈りの構造
四 祈りと世界への関わり
(1)現実に対する誠実さ/(2)祈りにおける世界/
(3)祈りと世界邂逅との相互関係
第7章 根本決断の構造――自由と信仰行為の関連をめぐって
一 自由の問題史
二 問題設定と方法
(1)根本決断の概念/(2)方法/(3)根本命題
三 自己との一致
(1)自己への回帰/(2)問題としての自己/(3)自己受容
四 超越者に開かれる自由
(1)他者からの自己規定/(2)根底である他者/
(3)他者から開かれる自己の可能性/(4)聴こうとする決心/
(5)聴くことによる自由の拡大
五 根本決断の実現
(1)言葉から現実への進展/(2)信じる自由/(3)他者による
自由の決断/(4)自己の新しい中心/(5)愛する自由
六 反省的自己規定
(1)本性的な自己の意義の規定/(2)世界内での具体化
七 神学の伝統における根本決断
第8章 現代思想における黙想
一 現象を見ること
二 意義を了解すること
三 言葉を聴くことと沈黙すること
四 心を統一すること
五 汝に向かう自由
第9章 非対象的瞑想の理解のために
一 現代における非対象的瞑想
二 禅の諸特性
三 哲学的解釈のために
(1)静寂と言葉/(2)精神の自己経験/(3)存在経験と神経験
四 非対象的瞑想をめぐる神学的諸側面
(1)祈りにおける神という「汝」/(2)根源から動かされること
―イエスと愛/(3)信仰と経験の間に保つべき差異
第10章 存在認識と啓示の哲学
一 問題設定
二 認識において現れる啓示としての現実
三 啓示の根本的内容
四 啓示認識の段階性
(1)感覚的現象における超越の啓示/(2)純粋な完全性の肯/
(3)限界の超克としての否定/(4)沈黙の闇における認識
五 救済史的啓示の構造
第11章 生きる拠りどころとしての言葉
一 言葉の研究と言葉との出会い
二 聴き手における言葉のはたらき

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