著訳者など： 遠藤周作
出版社： 講談社
税込価格：1430円
(本体価格: 1,300円)
判型：文庫（Ａ６）/357頁
ISBN：978-4-06-196020-6
発売年月：2008年10月20日
カテゴリー : 文学・エッセイ
内容詳細
肉体の恐怖の前には精神など全く意味を失ってしまう。臆病に生き臆病に埋もれて、自分がどんなに卑怯なのかどんなに弱いのか、たっぷり承知している―弱者。弱者を凝視して聖書とキリストの意味を追究し、『沈黙』への展開を示唆した注目すべき短編集。著者の内的世界を形象化し、人間の深層によどむ〈哀しみの歌〉を表題に据え、「その前日」「四十歳の男」「大部屋」「童話」「札の辻」「雲仙」など12篇を収める。
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