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内容詳細

貴族院議員の娘として1884年(明治17)に生まれた一柳満喜子は、近江兄弟学園(滋賀県近江八幡市)の創立者であり、日本のキリスト教教育の基礎をつくったひとりである。アメリカ留学のときにアリス・ベーコンに教えを受け、帰国後W・メレル・ヴォーリズと出会い結婚した満喜子は、夫が生涯をかけて取り組んだ「近江ミッション」の教育部門をみずからの手で築き上げた。自立と自由を核とする新しい人間観を子どもたちに伝えようとした一柳満喜子の教育とは、どのようなものだったのか。実際に満喜子の教え子だった著者が、その具体的な教育実践を証言する。

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