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内容詳細
長崎・浦上キリシタンたちの信仰を勝ちとるまでの流刑物語、第3集。 名古屋で95人、和歌山で80人が犠牲に。
「寺仲間」と呼ばれた一群の集団を、和歌山藩が十六名、名古屋藩が百十七名追加して預かる結果となったのである。信仰は個人の自由意思にもとづいて決定される問題であり、仏教徒であることを表明している人間を無理遣り捕えて遠国に送り出してみても何の意味もないのであるが、宗教をあくまで「家の宗教」という枠組でしか考えられなかった当時の政府の認識レベルを垣間見られる出来事であった。(「はじめに」より)
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