歴史のなかの政教分離-英米におけるその起源と展開
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内容詳細

政教分離の第一の顔は、国家と教会(宗教団体)との制度的結託、政治権力と宗教権力との制度上の融合を回避し、両者の領域および権限における分離を要求し、相互に各領域の固有の自立性の根拠を承認すること。こうした独立した関係にあることが、双方にとって有益であり、社会全体にとっても好ましいという考え方である。第二の顔は、内面的かつ実質的価値で、教会(宗教団体)および市民社会の側からいえば「信教の自由」、「寛容」、「良心の自由」の保障を意味することにほかならない。本書は、この二つの顔の変遷を、十七世紀イングランドのピューリタン革命を起点にしつつ、アメリカ植民地時代の統治と教会、建国期とその後の教会と国家ないし宗教と政治、さらには現代アメリカにおける政教関係にいたるまで、歴史的文脈において分析する。

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