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内容詳細
アブラハムがテレビンの木の下で神に誓い、いで立って行った故事に倣いつけられたタイトルのもとに、旧約研究と実践の最先端の18論文と牧会の現場からの説教が7つ収められている。
75歳の学恩ある大串元亮教授への記念献呈論集。
[目次]
1 論文・エッセイ
「文明の衝突」に抗する新しい「教典研究」の提唱 木田献一
イスラエル宗教史か 旧約聖書神学か 吉田泰
コーヘレト解釈序説──「記号論」から「解釈学」へ 西村俊昭
神から叱責されて賞賛されたヨブの正しさについて 並木浩一
ブルクハルトのレンブラント論 海津忠雄
私の説教論 鍋谷堯爾
詩編からコラール(会衆讃美歌)へ──ルターのAus tiefer Not schrei ich zu dirのケース 徳善義和
「汝の父と汝の母を敬え」 大住雄一
ガザーリー著『幸福の錬金術』解説および試訳 松浦義夫
「新しい心」と永遠の契約──エレミヤ書三二章三六ー四一節における終末論的救済の使信 大串肇
黙示、預言、知恵──決定論をめぐって 小友聡
ツェロフハドの娘たちは「誰と」結婚することができるのか──民数記三六章六節「彼らの目において」の読み方について 徳田亮
「グリーフワークにおける宗教の役割に関する研究」──教会メンバーの悲嘆の共有と死の受容態度をめぐって 斎藤衛
聖書研究 イザヤ書概観 与斉利夫
礼拝における説教についての一考察──雅歌・釈義から説教へ 平岡仁子
ホセア書とエレミヤ書の関連に関する研究史の概観──影響史的方法論の登場とその可能性 江本真理
エレミヤ告白録における神の叱責と神の苦難 厚谷欣一
ブラームスを奏でつつ 日笠山吉之
説教
「新しい共同体への招き」 林原泰樹
「恐れるな、わたしはあなたと共にいる」 角本浩
「悲しみの歌をうたえ」 大木正人
「塵と灰のことで」 高柳富夫
「主の言葉を生きる」 大串眞
「神の言葉はとこしえに立つ」 黒田若雄
「イエス様の宴会に招かれる」 宮澤真理子
大串元亮先生 略歴および業績