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内容詳細

現代の性の歪みはキリスト教圏において著しい。著者はその原因をキリスト教の霊肉二元論が性を卑しんできた反動と見ています。「雅歌」は、純粋、大胆、率直な男女の性愛を歌っています。性を罪悪視したパウロ、教父、教会は、この書を文字通りに受け取らず、寓意や予型論など別様に解釈してきました。創世記のはじめに神が男女の性を祝福した流れの中でこの書を取り上げ、現代の歪んだ性に対置することは面白い試みであり、イエスの女性観にも通じるものです。聖書の中に男女の性愛のみの書が残されたのは大きい。

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