なぜ人間に倫理が必要か－倫理学の根拠をめぐる哲学的・神学的考察－

倫理学の根拠をめぐる哲学的・神学的考察。世俗化した現代、人間の倫理はどこに拠り所を求めうるのか？「キリスト教倫理」は存在し得るのか。倫理学は思想史の中で、どのように出現し、どのような問題を扱ってきたのかを検証。キリスト教倫理の可能性と普遍性を問う。一章「現代の世俗文化における道徳と倫理学」二章「倫理学の根源状況と、その基礎づけのための最も重要な方法」三章「倫理学の基礎」四章「神の国の倫理学」五章「ｷﾘｽﾄ教倫理と、倫理的なものの人間的普遍性」六章「世俗化された社会の文脈におけるｷﾘｽﾄ教倫理の諸原理」