税込価格:1760円
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内容詳細

とくに信徒でない限り、普通の人は神の存在を意識することなく、生活の糧を得るため、あるいは快適を求めて、その日その日をすごしていると思います。でも人の死に出会ったり、荘厳な儀式に参加したときなど、人知を超える何か神聖な、神秘的なものの存在を感じることがあるでしょう。
著者はこの本で、聖書の言葉が私たちの今の生活の中に生きていることを教えてくれます。現代日本人に理解できるよう、カトリック作家である著者は、身近な事柄と聖書、特にキリストの福音を重ね合わせてわかりやすく語っています。
この本を読むと、日常生活にいかに深く神がかかわっているか、また我々日本人のキリストについて抱いているイメージが、いかに偏った浅薄なものであるかに気づかされます。例えば、イラク問題で、イスラム教と同じくキリスト教は一神教ゆえに他の宗教は認めず、それゆえ両宗教は絶対に相容れない、という話をする人がいますが、キリストは決してそのような排他的なことは言っていないことがわかります。
本書は、人間が生きるとはどういうことか、深い示唆に富んだ内容で、キリスト教徒であるなしにかかわらず、どなたにも面白く読めます。

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