ヨーロッパ思想史のなかの自由
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内容詳細

ヨーロッパにおいて自由は絶対的規範として〈倫理的力〉をもち、個人の内面にまで及び〈政治と非政治の緊張〉をもたらす―この仮説の上にテクストの歴史的解釈を一つずつ積み重ねて、自由の観念の形成、成熟、変容を具体的に追う。近代が人間を自由にしたとの既成観念を批判し、自由論における中世思想の決定的意味を指摘、その継承と変容として近代思想を探究し現代自由主義の行方をも展望する。新たなパースペクティヴで書き下ろされた思想史物語。

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