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内容詳細
ハイデルベルク大学組織神学講座を担い、ドイツを代表する神学者として大きな影響を及ぼした故テート教授が40回に亙って行った最終講義「教会闘争、ユダヤ人迫害および抵抗運動-神学史的・現代史的考察」を編集し、遺作にして《教会的現代史》の決定版となる記念碑的作品。
ハイデルベルク大学の最終講義を、著者の没後に編集、出版した遺著。
ハイデガーが熱狂的にナチを支持した動機は何か、あるいはなぜバルトは1933年の重大な転換期に沈黙のまま神学的省察を続けたのか――多くの思想家や指導者たちが示したナチ政権に対するアンビヴァレントな態度を解明するため、著者は《内面の歴史》を探り、「ナチ政権の魅惑と幻滅の歳月」「全体主義支配にによる戦争準備」「ショアーを含む殲滅戦争とクーデター計画」の三部構成を取る。
そこではマルティン・ハイデガー、ディートリヒ・ボンヘッファー、エマヌエル・ヒルシュ、カール・バルト、ハンス・アスムッセン、カール・ゲルデラー、パウル・シュナイダーら数多くの哲学者、神学者、牧師らが考察の対象となる。
ナチ時代のプロテスタント教会と神学の内在的理解に迫る論点を提起し、精密な資料読解と公平な評価・解釈により、ドイツ教会闘争史研究の金字塔ともいえる傑作。
*本書はもと創文社から2004年に刊行された書籍のオンデマンド復刊です。
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