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内容詳細

ドイツ啓蒙主義の時代、カントやメンデルスゾーンの批判者として「北方の博士」と称えられたJ・G・ハーマンの日本で初めての評伝。

信仰の逆説性に深く根ざし、イロニー(皮肉)とフモール(諧謔)に満ちた文体で、理性の自己充足に根本的半生を迫ったハーマンの思想は、若きキルケゴールに決定的影響を与えた。

 

[目次]

はじめに

第一章  ハーマン?

第二章  時代の中で

第三章  転回

第四章  『ソクラテス追憶録』

第五章  『美学提要(堅果の美学)』

第六章  間奏

第七章  ハーマンとカント

第八章  ハーマンとメンデルスゾーン

終章  「啓蒙」の啓蒙

あとがき

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