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内容詳細
[目次]
「魂の不滅」
(学問の不変性、学問の基体としての精神の不変性。精神と理性的原理との結合の必然性。/理性は不変であり、精神は身体の調和ではない。/形は精神から奪い去られない。/精神は身体の組織的構成要素ではない。 ほか)
「魂の偉大」
序文(魂に対する六つの問いおよび魂の起源/魂の本性)
第一部 魂が物体的なものでないことの証明(魂の偉大/魂は空間的大きさがなくとも存在する/長さの性質/権威と理性/三つの直線によってできる図形の調和 ほか)
第二部 魂はさまざまな増大を欠く。魂の真の偉大(認識の対象と成長をめぐる魂と身体との相違/円の調和の理念、魂の調和、大きさの理念/何が魂を大きくさせるか。内的な認識 ほか)
第三部 感覚と認識(感覚および視覚の働き方/感覚的認識の再吟味/野獣は理性や知識を持っているか/魂は身体の全体に拡がらない ほか)
第四部 魂の偉大さの七段階(魂の力と能力/真に礼拝されるべきものは何か。真の宗教/分類された七段階のそれぞれの名称について ほか)
「教師」
(語る目的/一つの記号を他の記号で説明する理由/事柄は記号を用いないで伝えられるか/相関的な記号/自己自身を指し示す記号/言葉によらず、内なる教師によって学ぶ ほか)
「真の宗教」
序文(哲学者たちは自分たちの学派の学校ではそれぞれ別の事柄を教え、他方、同じ神殿で礼拝をした/ソクラテスの警告および彼の限界/どんな学派に真の宗教が存するか ほか)
第一部 作業全体の展望(カトリック教会の宗教は受け容れられるべきである/はじめに権威によって導かれて信じたものを、後に理性によって知解する。異端は教会に役立つ/二つの原理、二つの魂を主張するマニ教徒の誤謬 ほか)
第二部 悪と再生(救済)について(すべての生命は神からである。邪悪は魂の死である/人間の堕罪と贖罪/二種類の天使/罪は自発的な意思から生ずる ほか)
第三部 善の創造。悪は何処から(無からの創造。一切の存在、善は神から/存在が悪なのではない。神の命令に対する違反、無秩序が悪である/不信仰な魂のみが宇宙の統治を好まない/すべての実体は善である ほか)
第四部 人間の救済の二種の道(権威の道、理性の道/人類における二種類の人間の経歴/だれに、だれによって、どのように伝達されるか/救いのもう一つの手段、すなわち理性について ほか)
第五部 理性による神への帰還(偶像崇拝の不敬虔は被造物への愛から生ずる/身体の美、肉欲、罪の罰について/真の隣人愛/完全な正義とは何か/聖書解釈の原理。四重の比喩/現世における愚者の道と賢者の道 ほか)