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内容詳細

私は、申し上げるまでもなく聖書学者でも社会学者でもなく、まして政治家でもない平凡な主婦です。クリスチャン家庭に生まれ、なんの抵抗もなくキリストが私の救い主であることを自然に信じて大人になりました。ですから感動的な「回心」の物語もありません。そんな私に、キリスト教図書出版社のオカノさんから、夫たる坂内宗男と共著で本の出版はどうですか?とお勧めいただきました。最初、とんでもない、という思いでした。でも、この約十五年の間、時には若者の聖書の集いや、平和団体などで、話したことなどで活字として残っているものを、一つにまとめることができるなら、大変感謝すべきこと、という思いになってきました。                                                   今年秋にはちょうど七〇歳になったこともあって、その思いを後押ししました。幸い、夫が文書を殆ど保管してくれていましたので、それをもとに見直しする事から始めました。日々刻々の生活の場で感じた平和や人権・環境等に関する身近なことで、資料的には殆ど価値あるものでもありませんが、ひとりのキリスト者女性として、今日の、闇が覆いつつある時代の中で普通に感じる疑いや問いなどを書き綴ったものです。(本書「はじめに」より抜粋)

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