※在庫状況についてのご注意。
内容詳細
超越とは何か。どうすれば超越のはたらきに接することができるのか。
言語による拘束から脱却することにより、情報化された現代が見失った「真実と平和を願うこころ」を取り戻すための最新講義。
【目次】
はしがき
第一講 概説
主題
情報の問題性
説明のための例/用語の説明(いのちのいとなみ・いのちの意志・いのちの願・こころ)
メタノイア
1動物一般/2人間/3宗教が自覚された場合/4宗教的行動の場合/5自分像とメタノイア
拘束状態の問題性
1コードバウンド/2レーマバウンド/3プログラムバウンド/結論
解放
1コードフリー/2レーマフリー/3プログラムフリー/4直接経験
むすび
第二講 コードフリー―パウロの場合
パウロの律法理解
1パウロ神学の前提―ユダヤ教を継承する律法理解/2旧い契約/3新しい契約への転換とコードフリー
信仰による義認
4信仰による生/5律法からの自由/6無心
翻訳についての解説
コードフリーからレーマフリーへ
1人が何であるか―定義と失効/2レーマフリーへの通路
パウロの律法論の検討
1律法と罪/2律法と誇り/3律法主義と欲望の活性化/4パウロの律法理解―まとめ/5現代人のレーマ依存とロボット化
第三講 コードフリー再考―私の場合
問題の所存
1情報とこころ/2コードバウンド/3コードフリー
私の場合
1素朴な神信仰/2戦争と戦後の混乱/3教会通いと受洗/大学進学と「いかに生きるべきか」の探求/5贖罪信仰への決断と「いのち」の体験
省察
1理性主義的道徳について/2いのちの願・統合ということ/3コードフリーからレーマフリーへ/4死後の生について
第四講 レーマフリー
大学院進学とドイツ留学中の経験―通念と事実の齟齬
直接経験
新しい知見
1現前している感覚の新鮮さ/2現前しているものの内容と奥行きの無限性/3意識内在即意識超越/4コードフリーとの比較―相似と差異/5科学と既成概念の克服/6禅経験との違い/7レーマフリーとコードフリーの相関
レーマフリーとキリスト教信仰の再解釈
1レーマフリーとコードフリーの一致点/2新約学から宗教哲学へ/3中間的要約/むすび
第五講 解放がもたらすこと
コードフリーとレーマフリーによってわかってきたこと
コメント
場所論的解釈
1極とフロント構造/2統合作用の実在/3場と場所/4超越の二重性/5倫理とゆるし
まとめと言葉の恢復
第六講 メタノイアにいたる途
単なる自我が情報を処理する構造
遮断とその消失
転換
1コードフリー(自己-自我直接経験)/2コードフリーをもたらすもの―信仰/3コメント/4省察
再びコードフリーからレーマフリーへ
1共生の構造の認識へ/2統合
主-客直接経験と瞑想
1瞑想の仕方について若干のコメント/2瞑想とこころ/3瞑想と主-客直接経験/4瞑想と直接経験
むすび
あとがき