税込価格:3740円
この商品を買う 問い合わせる
※在庫状況についてのご注意。

内容詳細

「純粋神人学」とは何か。

滝沢が最晩年に欧州の神学界に問おうとした思想は、没後40年を経て今なお読む者を魅了し挑発し続ける。それに応答した14名の渾身の論考を収録する。

【目次より】

第一部 純粋神人学の可能性の現在

1 実践神人としての中村哲  佐藤誠

2 滝沢神学の救済論的な可能性に関して  金珍煕煕

3 危機にひらかれる自由の在処――滝沢克己のドストエフスキー論  石井砂母亜

4 私の所有を超えて――根源的私的所有批判としての滝沢哲学  鈴木一典

5 滝沢克己における「キリスト教と日本人」  水田信

第二部 純粋神人学と神学の葛藤の現在

6 滝沢克己とカール・バルトの接点と相違点について  牧村元太郎

7 啓示の光の射程――啓示論をめぐる滝沢克己とカール・バルト  寺園喜基

8 間宗教的解釈学としてのバルト受容  S・ヘネッケ

9 滝沢神学における原型(Urbild)と模範(Vorbild)――イエス・キリストのペルソナの分析における対概念  芝田豊彦

第三部 純粋神人学と哲学の現在

10 哲学との一つの真正な出会い方  黒田昭信

11 戦前の西田哲学批判の背景  前田保

12 日本哲学史における滝沢克己の位置づけ  白井雅人

第四部 滝沢克己のインパクトの現在

13 九大反戦と滝沢思想――ファントムプレシンポに寄せて  堀内隆治

14 わからなさへの定位――最首悟と滝沢克己  丹波博紀

※教文館出版部の出版物については「出版部」の商品ページに在庫表示がございます。