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内容詳細
現代社会における「ことばの力」の回復を目指して
「ことばの宗教」であるキリスト教において、「神のことば」「神に関わることば」はどのように理解されてきたのか。また、それらの言葉は、どのような文脈でどう語られ記されたのか。礼拝・典礼、文書、人々のコミュニケーションにおいて、どのような役割を果たし、どう世界に影響を与えてきたのか。7人の神学者が現代におけるキリスト教と「ことばをめぐる諸問題」に、歴史、組織・実践神学、スピリチュアリティの視点から立ち向かう。
【目次】
新約聖書を語りなおす――塚本虎二による口語訳プロジェクト―― 赤江達也
オリゲネスとことば――神の像とそこに向かう生を求めて―― 梶原直美
揺らぐ言葉と説教者の権威――教皇ヨハネス22世の至福直観の教義をめぐる説教―― 赤江雄一
神のことばを神学する――その展開および限界に関する一考察―― 加納和寛
実践神学と証言――20世紀のドイツ語圏の実践神学に焦点をあてて―― 橋本祐樹
言葉とサクラメント――特にテゼ共同体の実践に注目して―― 打樋啓史
スピリチュアルの力――浮動する言葉と宗教の境界線―― Timothy O. Benedict
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