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内容詳細

1867年長崎の浦上村で、仏式の埋葬を拒否して檀那寺との関係を断つ申し立てを機に始まった、キリシタンへの近代の迫害。明治の新政府下でも迫害は続き、浦上の総村民三千人以上が22の地へ流配された。流配地の一つ、島根の津和野の乙女峠には、過酷な拷問にも屈せず、信仰を守って命をささげた信徒たちがいた。本書では、日本のキリスト教会宣教の歴史概説も加え、流配に至る、宗教・外交を含めた政治的背景や要因も解説。津和野での状況(人数、移送の経緯、収容施設、労作業、衣食、処遇、政府の指示、教会からの励まし等)や、死に至るまでの具体的な信仰の証しを特筆する。

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