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内容詳細
敗戦後の新生ドイツを望み見て再建案を構想した人々
クライザウ・サークルとは、ナチに対し、ドイツ敗戦を見越して戦後の再建構想を練った、ユンカーをはじめ、神父や牧師、学者、労働運動指導者など、様々な人が参加したグループである。彼らの大半はゲシュタポに逮捕され、死刑に処せられた。本書は、この知られざる抵抗運動の中心人物であった法律家ジェームズ・フォン・モルトケの人物像と思想、とりわけキリスト教との関係を明らかにした労作。著者の遺作となった。
【目次より】
序に代えて
第1章 ヘルムート・ジェームズ・フォン・モルトケの若き日
第2章 国防軍諜報部に入るまで
第3章 クライザウ・サークル誕生とジェームズの国家理解
第4章 抵抗運動とキリスト教信仰
第5章 第一回クライザウ協議会とその後の活動
第6章 第二回協議会とその他の抵抗運動との交渉
第7章 第三回協議会から逮捕まで
第8章 死に直面した信仰
第9章 その後のフライヤ
終わりに
クライザウ・サークル参加者表
文献表
あとがき(戒能信生)
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