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内容詳細
中世思想史からキリスト教の核心へ
神学と哲学、大学と修道院、疫病と社会。これらの関係の中から神についての真理を探究し、膨大な思索を紡ぎ出してきた中世キリスト教。教理と社会の相互関係史を探究し、その問題の核心に迫った興味尽きない14編。
【目次より】
序 1 瀧澤・バルト・トマス
Ⅰ 古代末期
2 聖書翻訳がもたらした祝福と呪い――Vulgataを例として
Ⅱ 古代・中世
3 古代・中世の教理史における死と葬儀
Ⅲ 11世紀
4 思考の開け・存在の開け――アンセルムスCur Deus homoからトマスへ
Ⅳ 12世紀
5 サン・ヴィクトルのフーゴー――その生涯
Ⅴ 13世紀
6 トマス・アクィナス神学の現代的意味
7 トマス・アクィナスと自由学芸
8 トマス・アクィナスにおける観想的生活と活動的生活
9 中世哲学から学んだこと
10 ナフマニデスとバルセロナ討論
Ⅵ 14世紀
11 「中世の秋」を生きた教会の希望
Ⅶ 15-16世紀
12 「死の舞踏」の向こうに見える救い
13 煉獄をめぐる黙想――中世人にとっての死
14 知的障碍者とキリスト教
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