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内容詳細

多くの日本人が持つキリスト教のイメージにはどんなものがあるだろうか。十字架、愛、純真……。
しかしキリスト教の歴史を正面から学ぶ時、決してそれだけではないことに気付く。キリスト教の歴史とは、人間の愛と正義の物語だけではなく、あらゆる罪と悪、欲と欺瞞のヒストリーでもあることが分かるだろう。まさにそれは世界中を舞台とした2000年以上に渡る壮大な大河ドラマを観ているかのような錯覚さえ覚える。しかも、そのドラマの登場人物の中に、あなたも私も、確かにいるのである。クリスチャンであろうとなかろうと、その歴史の大きな渦の中に確実に私たちの名前は刻まれていく。
本書は、語り尽くせぬキリスト教、その歴史ドラマのストーリーを奇跡的に凝縮した価値ある一冊である。

【目次】

序 章 「歴史を学ぶ」こと
第一章 キリスト教史の大きな流れ (時代区分)
第二章 初代教会の発展
第三章 迫害の歴史
第四章 古代教会の確立
第五章 平和な時代~神学思想の整え
第六章 東西教会と修道院の形成
第七章 中世キリスト教会の展開と東西分裂
第八章 教皇権の拡大と十字軍
第九章 中世の終焉
第十章 中世の信仰と神学
第十一章 ルネッサンスと宗教改革
第十二章 宗教改革とその指導者たち ~ルター・ツヴィングリ・カルヴァン~
第十三章 ヨーロッパ各国の改革とイギリス国教会の成立
第十四章 対抗宗教改革とピューリタン革命
第十五章 理性の時代~近代の幕開け
第十六章 ドイツ敬虔主義とメソジスト派の誕生、アメリカの夜明け
第十七章 アメリカの独立と大覚醒運動
第十八章 南北戦争とリバイバルの発生
第十九章 リベラリズムの台頭とファンダメンタリズム論争
第二十章 カール・バルトと新正統主義
第二十一章 福音派の時代、その功罪
終 章 これからの時代を見通して ~エキュメニカル運動とローザンヌ世界宣教会議

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