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内容詳細

我が国におけるキリシタン研究は、既知の史資料を多様な文脈から吟味し、「分析」と「解釈」を深化させる新たなステージを迎えた。本論集では学界をリードする第一線の研究者たちによる先進的な諸論考を収録、民衆史・思想史・宗教学・古文書学など他分野と連携した学際的でグローバルな史学に向けた示唆に富む提言を示す。2019年9月に上智大学で開催されたキリスト教史学会大会シンポジウムの内容に、新たな執筆者による論考を加えて書籍化。

序章  未来・現在・過去――キリシタン研究の再考(川村信三)

第1章  きりしたん研究の歴史観的転回と受容史構築への見通し(東馬場郁生)

第2章  日本近世史におけるキリシタン史研究(村井早苗)

第3章  キリシタン禁制史の研究状況と課題(清水有子)

第4章  属性論で読み解く潜伏キリシタンと村社会(大橋幸泰)

第5章  キリシタン時代の神学と良心問題(浅見雅一)

第6章  キリシタン信仰と宗教の民衆化(狭間芳樹)

第7章  細川ガラシャ研究の現在(安廷苑)

第8章  イエズス会宣教師と紙(森脇優紀)

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