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内容詳細
人間が「神の似像」であるとはどういう意味においてであろうか。
これを解明することは、人間という物を研究する上で極めて有意義なことと思われる。
中世を通じて様々に論じられてきた、「神の似像」論。
この問題について優れた洞察を示したトマス・アクィナスの思考を解明する。
第一章 トマスの『命題集註解』における「似像」の定義
第二章 トマスの『真理論』における神の似像
第三章 言葉と愛の発出の根源
第四章 トマスの『神学大全』における「似像」の定義
第五章 自己認識の問題
第六章 トマスの恩寵論における「ハビトゥス」概念
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