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内容詳細

本を読み進んでいくうちに、言葉を超えた驚くほど澄んだ魂の響きに深い感動を覚えました。                                 まばゆいほどの霊の光に打たれてしまいました。

この書物に収めた兄の日記、随想、詩歌は兄の死(1953年12月3日)の翌年に刊行された『稲垣武一遺稿』をそのまま再録したものであります。その編集後記には、この遺稿からは何かまとまった思想体系のようなものを期待すべきではなく、むしろわれわれはそこに「道を求めてやまなかった名もなき一青年の魂の姿」を見出し、それを「永久に胸の奥深く留めるべきでありましょう」と記されています。(稲垣良典「あとがき」より)

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