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内容詳細
自伝文学の傑作『告白録』や最初の歴史哲学の書『神の国』の著者アウグスティヌスは、ヘレニズムとキリスト教を総合し、ヨーロッ パ文化の基礎づけをしたことで、西洋中世の思想と文化に、ルネサンスと宗教改革に、さらに現代の実存哲学などにも影響を与えているため、「最初の近代人」 「西洋の教師」と見なされている思想家である。
それに彼は、人間の心と愛を重んじたために「心の哲学者」「愛の思想家」とも言われている。
本書では、アウグスティヌスの生涯と思想を、とくに愛の体験と思想を丁寧に辿っていく。
1 アウグスティヌスの生涯(時代環境/マニ教徒/キリスト教会の教師 ほか)
2 アウグスティヌスの思想(概観──アウグスティヌスの思想の特色/愛の体験と愛の思想 ほか)
3 アウグスティヌスの主要著作(アウグスティヌスの著作の特色/主要な著作の紹介)
4 アウグスティヌスの影響(ヨーロッパ/日本)
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