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内容詳細

左開き ラルフ・マウント「弁証論」
右開き ロジャー・ウォークヴィッツ「過越祭」
中綴じ付録 「ハガダー(過越祭り 式次第)」

ヨ ハネ福音書においてイエス様が行った祭りとして過越祭の記述があります。本書のマウントの記述は主の晩餐は過越祭りであったと、あらゆる歴史的観点から実 証していき、新約聖書の文脈において、聖餐式は聖体授与として定期的に行う行事ではなく、一年の春の季節に行った過越祭りの一部であったと結論付けていま す。

またマウント師の弟子のようなウォークヴィッツ師は、長年アジア宣教師として働き聖書を教え続けましたが、一人の若い信徒の 質問「先生、なぜ教会は、聖書に書いてある通りに土曜日に礼拝を行わないのですか。」に正しく答えられなかった経験から、聖書の真理の追究を始めます。
そして長男一家の飛行機事故死を経て、イスラエルと聖書ユダヤ起源に目が向いていきます。信徒を隷属化させた犯人は、世界制覇をもくろんだ4世紀のローマ皇帝コンスタンティヌス帝であると、たどり着きます。
お二人の長年にわたる聖書研究は、翻訳者によって、日本の読者にこれを広めることを決心させました。

本 書は110ページ余りと短いのですが、内容は非常に濃く、時には専門的に、時には学術的に、時には叫びとなって、信徒に正しく聖書を伝えたい願いに満ち て、魂にまっすぐに切り込んでいきます。イエスの時代から狂い出して一部で常軌を逸した福音の真理を、正面から受け取るためには、まず、過越祭りはそのス タートであると、熱く語っています。

付録としてつけたウォークヴィッツの編纂による過越式次第(ハガダー)は、読みながら誰でも簡単に祭りを行うようにできています。大きさも文体も、手軽に使えるようなサイズにしました。

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