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内容詳細
キリストの真理を錬金術の言葉で語ろうとしたヤコブ・ベーメ(1575-1624)。
その思想はその後、宗教的寛容の精神が発達したイギリスやオランダにおいて大きな反響を呼び、社会の各層に根強い支持を獲得した。
ベーメの神智学に共鳴し、これを紹介、継承しながら、独自の思索と実践を積み重ねることによって神秘思想の新たな可能性を果敢に追求した、イギリス、オランダ、ドイツのベーミストたちの多彩な思想展開の軌跡を辿る。
これまでほとんど紹介されることのなかった近代神秘思想の底流に光を当てた画期的論集。
[目次]
ポーディジ──テオロギア・ミスティカ[抄]/まことの知恵の石に関する哲学的書簡
リード──数多の庭を潤す泉[抜粋]/創造の御業の驚異/ヴィジョンの山へ昇る[抄]
ブロムリー──安らぎの安息日への道[抄]
フィラデルフィア協会設立と振興の理由から抜粋した信条集
フランケンベルク──知恵の根拠に関する断案/書簡(A・W・v・ベイエルラント宛/宛先不明/H・プルニウス宛)
ギヒテル──書簡(M・ジョン宛/J・H・ボッデカー宛/J・G・プロナー宛/D・O・シュミッツ宛 ほか)
ユーバーフェルト──書簡
シレシウス──詩(ヤコブ・ベーメの肖像に寄せて/ルートヴィヒスドルフのアブラハム・フォン・フランケンベルク氏のキリスト者としての栄誉を追悼する ほか)
クールマン──神の啓示すなわち幻視
アーノルト──異端者の歴史をめぐる概括的所見/神の知恵ソフィアの神秘/詩(夜の出来事についての報告/バベルの弔い歌)
ロー──愛の霊
『最上の敬虔と知恵』序文
フランケンベルク──ラファエルあるいは癒しの天使
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- キリスト教神秘主義著作集, 岡部雄三, 教文館, 門脇由紀子