スザンナ・ウェスレーものがたり -ジョン、チャールズ・ウェスレーの母-

18世紀の英国でメソジスト運動を始めたジョン・ウェスレーと、賛美歌作家として名を馳せたチャールズ・ウェスレー。その母スザンナとは、どのような女性だったのか。彼女が遺した文書をひもとくことで、絶えず祈り、謙遜と静謐を実践した信仰の生涯を鮮やかに描き出した最新の評伝。

今まで日本では、ジョンについて数百冊の本が出版されたのに、日本人によるスザンナの伝記はたった一冊です。それほど、彼女については知られていないのです。

彼女が書いた手紙や日記を読み、周辺の人々について学び、彼女の心に燃えていた信仰と、その誠実な生き方が、私に深い反省をもたらしました。この母が存在しなければ、メソジスト教会は生まれなかったでしょう。（「まえがき」より）