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内容詳細
1920年早稲田中学を卒業した17歳の高橋虔は、滋賀県で近江ミッションを展開していたW・メレル・ヴォーリズに出会う。のちの近江兄弟社女学校長、近江兄弟社学園教諭などをつとめて近江兄弟社学園の基礎をつくった。一方、同志社大学神学部教授として、聖書学の発展に寄与した。また、高橋虔は、卓越した語学力の持ち主であり、わが国の聖書を語るときに欠かせない存在でもある。1954年の『口語新約聖書』の改訳委員として、さらに78年の『新約聖書 共同訳』のプロテスタント側の共同編集委員長として、聖書の言葉の一句一句にみずからの学識と信仰を傾注したのだった。彼の「十七歳日記」や近江兄弟社学園にのこした足跡を中心に、学者、教育者、またキリスト者としての高橋虔の一生を考察する。巻末に詳細な「高橋虔主要論文・著作リスト」「高橋虔略年譜」を収録。
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