ジェネシー・ダイアリー -トラピスト修道院での７ヶ月-

「私の小さな世界の移り変わる肯定や拒絶の底に、静に流れる小川があるのでしょうか？私の人生のどこかに、錨のような動かない一点があり、そこから希望と信頼をもって外へと手を伸ばすことができるでしょうか？」。ナウエンはこのような問いをもってニューヨークのジェネシー修道院で修道士として7ヶ月を過ごした。修道院の日々の生活と修道士との交わりの中で、彼はその内面の葛藤を正直に告白する。彼の心の奥深い暗闇と光の中からほとばしり出る思いは神を求める言葉となっていく。