税込価格:6380円
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内容詳細
「隣人を自分のように愛しなさい」
この言葉は計り知れない影響を西欧文化に与えてきた。
キリスト教的愛とは何か。
ニグレンの『アガペーとエロース』以降、四十年間の議論を分析・総括し、アガペーの規範的内容を明らかにした名著。
第一章 人間的アガペーの内容(同等配慮/自己犠牲/相互関係/神への愛と隣人への愛)
第二章 アガペーと自己愛(全く極悪な「自己愛」/正常で、理にかなっていて、分別ある「自己愛」/「他者愛」から派生的に承認される「自己愛」 ほか)
第三章 アガペーと正義(アガペーと正義は対立する/アガペーと正義は区別される/アガペーと正義は同一視される ほか)
第四章 アガペーと補助的ルール(行為=アガピズムとルール=アガピズムの種類/状況倫理に対する主な批判/状況倫理の二つの意味 ほか)
第五章 行為者の徳としてのアガペー(感情と意志/態度と意図/徳の形式としての愛/在ることと行うこと ほか)
第六章 人間的なアガペーの地位と正当性(同等配慮の正当な理由/自己犠牲と(あるいは)相互関係の正当な理由/問題とすべき若干の一般的考察 ほか)
第七章 アガペーに関するカール・バルトの見解(同等配慮、自己犠牲、相互性に関するバルトの見解/神への愛と隣人愛/補助的ルール ほか)
第八章 結語(同等配慮としてのアガペーに特有な諸問題/自己犠牲/相互性/自己愛 ほか)
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