ハンセン病とキリスト教
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内容詳細

信仰に発する「救らい」活動が、なぜ強制隔離・断種政策という苛烈な人権抑圧をもたらしたのか。患者と同じ地面に立つ牧師という目の位置から、著者はこの問題と取り組む。『小島の春』の小川正子を中心にキリスト教「救らい」史をたどり、「らい」を罪のメタファーとした聖書解釈の起源へと分け入る。宗教と国家、理念と実践をめぐる根源的な問い。

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