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内容詳細

社会も教会も男女二元論・異性愛主義で性を考えてきました。しかし、その男女二元論・異性愛主義には当てはまらないLGBTQ(性的マイノリティ)の方々がおられることは、最近ではもう十分明らかになったと思っています。ですから、性の多様性という言葉も定着し、性的マイノリティの方々への差別はハラスメントとなり、さらに同性婚を認める国も多く出現してきました。この現実から目を背けることはできません。

しかし、教会はそれらの方々をまるで存在しないかのように・・考えないようにしてきました。神によって創造され、イエスさまが愛しておられる一人ひとりであるにもかかわらず、男女二元論・異性愛主義に当てはまらない人々を、教会はいまだに受け止めようとしていないところがほとんどです。そういう人が教会には来ない、あるいはいないと錯覚しているようにも思います。

どうして教会は、この問題を敬遠したり否定的に考えるのでしょうか。
それは、否定していると思えるわずかな聖書箇所と、創世記の神は人を男と女に造られたという男女二元論・異性愛主義でしか性を考えない、その発想から抜け出ることができない、抜け出たら神の御心から逸脱してしまうと思う方もおられるでしょう。

しかし、聖書は男女二元論・異性愛主義の枠に当てはまらない人々を排除しているのでしょうか?――これが本書の問いです。

聖書は当時の読者に何を語って来たのか/何を語っていないのか/福音に照らして何を語ろり得るのか。

章ごとに、聖書箇所を掘り下げて検討します。その背景、その意味、私たちに投げかける課題、福音の真髄を浮き彫りにしていこうという試みです。

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