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内容詳細

100年前、彼は差別と貧困をどう乗り越えようとしたのか

20世紀初頭のアメリカ合衆国で最も著名な黒人だったワシントンの自伝。奴隷として生まれた少年が志を立て、苦学力行の末に成功し、白人上流層からも賞賛され受け入れられていく過程を、生き生きと語る。黒人「保守派」の元祖と目される人物の自画像を通じて、読者は、差別に対する闘争と迎合の微妙な狭間を考えさせられるだろう。本書は1919年(大正8年)の佐々木秀一による抄訳以来いくどか翻訳されてきたが、久しく入手困難な状況にあった。このたび清新な訳文と共に、大森一輝氏(北星学園大学)によるワシントンの評価・受容をめぐる充実した解説を付す。

【目次】

第1章 奴隷に生まれて

第2章 少年時代

第3章 教育を求めて

第4章 人々のために

第5章 戦後再建期

第6章 黒い肌と赤い肌

第7章 タスキーギ学院草創の頃

第8章 馬小屋、鶏小屋での授業

第9章 心配事で眠れぬ日々

第10章 立ちはだかる困難

第11章 生活習慣を身につける

第12章 資金集め

第13章 五分間のスピーチ

第14章 アトランタ博覧会での演説

第15章 演説のコツ

第16章 ヨーロッパ旅行

第17章 終わりに

解説 大森一輝

略年譜

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