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内容詳細

ヨーロッパとキリスト教の歴史から、いまの世界情勢が見えてくる!

王族貴族がすりつぶしたカカオを飲んでいたマヤ・アステカ文明、スペインにカカオをもたらしたコロンブスの「海洋進出」、カカオ商人に特権を与えたルイ14世、チョコレートも工場で作られるようになった産業革命――キリスト教を抜きには語れない中世ヨーロッパから近現史まで、チョコレートを切り口に歴史と宗教を学べる一冊です。

ヨーロッパ視点で語られてきた歴史を今こそ、学び直す。

15世紀末から始まる「大航海時代」。コロンブスの新大陸到達といえばピンとくる方も多いかもしれません。最近の世界史の教科書を見ると、「スペイン・ポルトガルの海洋進出」という表現です。これは、「大航海時代」という言い方が、ヨーロッパ中心の視点だという批判があるためです。
これまで私たちが学んできた世界史は、ヨーロッパつまりキリスト教社会で語られてきた歴史をもとにしたものでした。しかし、国際情勢の大きな変化や、人権や平等、宗教、平和といった観点から見ていくと、表現や言葉の使い方を再考する必要が出てきたのです。(本文より抜粋・編集)

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