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内容詳細

さあ、これから弱音をはく練習をしましょう。
そんな練習は要らないって?
まあ、そうおっしゃらずに。
あんがい難しいんですよ、これが。弱音をはくっていうのはね。
自分がどう弱っているのか。どんな苦しみを抱えているのか。
人に話してみて、初めて分かることもあるんですよ。

(本書「はじめに」より)

お金、仕事、性愛にまつわる公で語られることのない苦悩や困難を、
人はいかにして癒し癒され、支え合うことができるのか。

「もうこれ以上は無理」
「死にたい」
日常茶飯事にSNS上で呟かれるメッセージ。
そこにある真実の物語。

異端の牧師が語る「生き抜く知恵」。

【目次】

まえがき
■序章 弱音をはく練習
弱音をはく練習が足りていないのかも
■第1章 自分で自分を追い詰めないために
「もうこれ以上は無理です」/生きていく意味が分からなくなったとき
■第2章 生きづらさの正体を知るために
ある日とつぜん、学校に行けなくなった/ひきこもりだった当事者が語れるなら/
生きづらさの原因は「こころ」?
■第3章 嫉妬心で苦しまないために
コンプレックスを手放さないという選択/他人と比べて嫉妬に苛まされるとき/
他人を羨み、悔しくてしかたがないとき
■第4章 人間関係を結び直すために
人間関係に疲れ切ってしまったとき/ときにはため息一つを共有できたら/
「別れる」ことが容易でない SNS 時代に
■第5章 憎しみで支配されないために
怒りや憎しみを無理に手放さなくていい/対人トラブルを起こしてしまいがちな人の共通点
「我が子をどうしても愛せない」と慟哭する女性/DV被害者が虐待を繰り返されないためにも
■第6章 性的な悩みに苦しまないために
「不倫をする人」を断罪しても仕方がない理由/性的な悩みは公の場では語られない
「私は男/女です」と言い切れない人からの手紙/「よけいなお世話」によって救われてきた
■第7章 理不尽な社会を生きるために
リストラ・ハラスメントに誰もが遭遇する時代/この苦しみは他人のせいか?自分のせいか?/
死にたくなるほどお金に困っているとき/「マスクをしない人を嫌悪した自分」への嫌悪
■第8章 孤独な自分を見捨てないために
なぜよりによってわたしが苦しむのか?/子どもの頃によく見た「死刑の夢」
無駄でめんどうなことに、幸せは宿っている/何かに深く没頭し、誰かに深く関われたら/
「自分自身の物語」とその読者
■第9章 他人の痛みを分かち合うために
「ずるい」という想いを認めることから/人は何歳からおじさんやおばさんになるのだろう?/
不純な動機で善行をするのはだめ?/他人をうらやむ気持ちはなくなるのか
あとがき

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