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内容詳細
国葬にされた、ただ一人の牧師
アイゼンハワーからオバマに至る歴代大統領と親密な関係を結び、「アメリカの牧師」として彼らの政策に有形無形の影響を及ぼしたビリー・グラハムの、主に冷戦下70年代までの思想と行動を〈福音伝道者〉という観点から解明した俊英の力作。
〈預言者〉でも〈祭司〉でもないこの独特な宗教者の類型は、いかなる意味を持つのか。
アメリカ宗教史/政治史への新たな視角
【目次より】
序章 ビリー・グラハムとアメリカ
第1章 ビリー・グラハムという人物――ファンダメンタリストと「福音派」
第1節 前史
第2節 グラハムの登場
第2章 「罪」の神学と「福音伝道者」としての職務観――理論的背景
第1節 「罪の神学」
第2節 「福音伝道者」
第3章 冷たい戦争と魂の危機――「反共主義」とマッキンタイア
第1節 背景
第2節 自由と反共主義
第4章 大統領の聖所と神殿――「サイレント・マジョリティ」とニクソン、ピール
第1節 ニクソンとお気に入りの牧師たち
第2節 グラハムとピールの信仰の在り方
第3節 なぜ「福音伝道者」は大統領に協力したのか
第5章 「神の下の国家」の再建案――「市民宗教」とハットフィールド
第1節 問の前提
第2節 ハットフィールドの「市民宗教」批判
第3節 グラハムはハットフィールドをどう理解していたか
結論
第1節 総論
第2節 含意と今後の課題
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