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内容詳細

教理形成期の神学者の群像

キリストの神性について激しい議論が交わされ、キリスト教の教義が大きく発展した4-5世紀。当時の神学論争や教会生活に関わり、主に東方地域で活躍した著述家たちを、主要文献の概要とともに紹介。最新の研究から多様な神学思想とその歴史的背景を解説した、教父学への最良の手引き!

【目次】
第2版への序文

第1章 教会史の誕生とその結果
Ⅰ カエサリアのエウセビオス
Ⅱ エウセビオスの後継者たち
結論

第2章 アタナシオスとニカイア神学の形成
序 文
Ⅰ アレイオス
Ⅱ アタナシオス──伝説とその評価
Ⅲ アタナシオス神学の土台──『異教徒反駁』と『言の受肉』
Ⅳ マルケロス──協力者か妨害者か?
Ⅴ アレイオス主義に対する反駁
Ⅵ 自己正当化、歴史の回顧、神学的同盟への移行
Ⅶ 他の著作
結論

第3章 信仰の英雄たち──砂漠の修道士の著作
序文
Ⅰ アタナシオスと『アントニオスの生涯』
Ⅱ 歴史──『ヒストリア・ラウシアカ』と『修道士の歴史』
Ⅲ 『師父の言葉』
Ⅳ 盲目のディデュモス
Ⅴ エヴァグリオス・ポンティコス
Ⅵ 「マカリオス」の説教
Ⅶ テオドレトスの『宗教の歴史』

第4章 カッパドキアの教父たち
Ⅰ 伝記
Ⅱ 隠遁と関与
Ⅲ キリスト教と同時代の文化
Ⅳ バシレイオスと禁欲運動
Ⅴ 教理論争
Ⅵ 神学者グレゴリオス
Ⅶ ニュッサのグレゴリオスと新プラトン神秘主義
Ⅷ 教会の説教者たちと教師たち

第5章 時代の特質──四世紀後半の対照的な人々
序文
Ⅰ シリアのエフライム
Ⅱ エルサレムのキュリロス
Ⅲ サラミスのエピファニオス
Ⅳ ヨアンネス・クリュソストモス
Ⅴ エメサのネメシオス
Ⅵ キュレネのシュネシオス

第6章 キリスト論論争に関する著作
Ⅰ 序文──エウスタティオス
Ⅱ アポリナリオスとディオドロス
Ⅲ モプスエスティアのテオドロス
Ⅳ 論争書簡と冊子の戦争
Ⅴ ネストリオス
Ⅵ アレクサンドリアのキュリロス
Ⅶ キュロスのテオドレトス

訳者あとがき
人名索引
事項索引
略語表
参考文献

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書評