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内容詳細
地方伝道の稀有な通史
仏教の盛んな岐阜・飛騨の農山村に、キリスト教はどのように伝えられたのか? 濃尾大震災、神社参拝問題、戦時下の幾多の困難にもかかわらず、教派を超えて牧師・宣教師・信徒たちがつないだ、熱意と愛の伝道の記録。
「地方の伝道にはその地域のすべてを知ることが必要だと考えていた父・清は、一田舎牧師であることを貫いたその生涯の中で、岐阜県の教会の歴史を自分の手足と目をもって経験したことを書き溜めておいた。……
キリスト教会史はすべてが地域教会史から成る。そこには中央と地方の区別があってはならない。この確信をもって書かれた本書……が踏み台となって、清終生の召命の地域であった岐阜県の伝道の一助になれば、と願うのみである。」水垣渉(京都大学名誉教授)「序文」より
[目 次]
序文(水垣 渉)
序章
第1章 美濃のキリシタン
第2章 明治のキリスト者
第3章 岐阜県伝道のさきがけ
第4章 西濃・中濃の伝道と教会
第5章 東濃の伝道と教会
第6章 飛驒の伝道と教会
第7章 大正・昭和初期の伝道と教会
第8章 日本基督教団の成立
第9章 教会の戦時体制
第10章 戦後のキリスト教会
付録
ジェ・エ・マカルピン夫妻とその生涯
ウィリアム・A・マキルエン先生の死
ラードナー・ウイルソン・モーア先生のこと(石井正治郎)
初出一覧
解説(落合建仁)
後記(三谷至男)
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