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内容詳細
教会分裂は本当に克服されるのか?
1999年にルーテル世界連盟とローマ・カトリック教会の間で調印された『義認の教理に関する共同声明』。この声明は本当に「教会の分裂を克服するための決定的な一歩」なのか? 神学的論点のみならず、現代の聖書解釈と宣教の諸課題をも詳察した、「義認論」を学ぶための最良の手引き!
「本書には、妥協を喜ぶ気持ちはない。正規の神学は妥協をしない。これが、正規の神学と、必然的に妥協しなければならない教会の管理と異なるところである。正規の神学は疑わしい妥協をしない。それは、まさにいかなる妥協もしない神学を必要とする。しかしながら本書は、エキュメニズムを目指して執筆されている。なぜなら、われわれが双方とも最良の意味で《福音主義》となるときにのみ、エキュメニズムは成長し前進するからである。そしてそのとき、われわれは双方とも最良の意味で《カトリック》となる」。(「第一版への序」より)
❖著者紹介❖
E. ユンゲル(Eberhard Jüngel, 1934-2021)
バーゼル大学でカール・バルトのもとで学ぶ。チュービンゲン大学で組織神学と宗教哲学を講じる。著書:『神の存在─バルト神学研究』(ヨルダン社、1984 年)ほか多数。
❖訳者紹介❖
佐々木勝彦(ささき・かつひこ)
1944年生まれ。東北学院大学文学部キリスト教学科教授、同大学キリスト教文化研究所所長等を歴任。現在、同大学名誉教授。訳書:R. A. クライン他編『キリスト教神学の主要著作』(教文館、2013 年)ほか多数。
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- エキュメニズム, キリスト教, ルーテル世界連盟, ローマ・カトリック教会, 宣教, 義認, 義認の教理に関する共同声明, 義認論