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内容詳細
慰めを語り、生きる共同体としての教会を、この地上にいかに形造るのか?
「説教」「礼拝」「魂への配慮」「伝道」「教会形成」など、実践神学のさまざまな主題をめぐる講演と論文を収録。
「『ハイデルベルク信仰問答』は、ただひとつの慰めとしての主イエス・キリストと、そのみわざを語り、その慰めに生きる共同体としての教会の姿勢を明示しました。トゥルンアイゼンが現代において、それを語り直してくれました。慰めを語り、生きる共同体としての教会を、どのように、地上に形造り、そこに生きるか、それは牧師が信徒とともに果たす、神からいただいた課題です。本書でさまざまな具体的課題が語られているのですが、そこに一貫しているのは、そのことです。キリストの慰めを語り、そこに生きる共同体の形成です。そこで、本書の書名も生まれたのです」。(「はじめに」より)
【目次】
はじめに
説教 教会の宝、私たちの宝
説教 死の恐れに勝つ
第Ⅰ部 説教と説教者をめぐって
1 説教のバックボーン・ハイデルベルク信仰問答
2 説教者のパースペクティヴにおいて見るカール・バルトと日本の教会
3 私たちの霊性の系譜──宣教150年をどのように記念するか
4 日本実践神学会への期待と展望
5 説教の聴き方
第Ⅱ部 礼拝をめぐって
6 聖餐を祝う喜び
7 礼拝のなかの祈り
8 礼拝の祈りの深さと広さを
第Ⅲ部 魂への配慮をめぐって
9 魂への配慮の共同体・教会
10 日本のプロテスタント教会における魂への配慮(牧会)
11 絶望において知る慰め・絶望における信頼(fiducia in desperatio)
第Ⅳ部 伝道と教会形成をめぐって
12 こころを高く上げよう
13 神の言葉に生かされるキリストのからだ・教会
14 共に献げて、共に仕えて──新しい執事職を求めて