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内容詳細

キリスト教学と神学はいかなる関係にあるのか

厳密な学問研究の精神を根幹とし、理性の立場からキリスト教信仰を理解する「キリスト教学」は、教会的地盤に立つ「神学」とは一線を画するものである。本書では両者の関係と相違という問題を掘り下げ、フランク、レッシング、シュライアマハー、トレルチ、ニーバーらの思想の特質を考察するとともに、哲学的人間学の確立と人文学の再構築の必要性を説く。キリスト教学の第一人者による集大成的論集。

【目次】

第1部 「キリスト教学」の理念
 第1章 いま「キリスト教学」を問う
 第2章 キリスト教理解とその方法について
 第3章 キリスト教と人格教育

第2部 「キリスト教学」の実際
 第5章 セバスティアン・フランクの根本思想
 第6章 レッシングとスピノザ
 第7章 シュライアマハーの『キリスト教信仰』
 第8章 トレルチの「宗教史の神学」の越境性
 第9章 ニーバーの「中間時」の思想
 第10章 恐れ/畏れを生きる

第3部 人文学/人文科学と「キリスト教学」
 第11章 人文学をどう再構築するか
 第12章 「わたしの著書」

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