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内容詳細

「冷酷な暴君」か「勇敢な指導者」か?

エルサレム神殿再建などの業績を残すも、幼児を虐殺させた凶悪な王として描かれるヘロデ大王。その真実の姿とは? 

先行する歴史研究や最新の貨幣学・考古学的成果から、ヘロデとその後継者たちの実像に迫り、イエス時代のユダヤと周辺世界を読み解く意欲作!

✥目次より✥

第1章 ヘロデ大王の治世

第2章 プロパガンダと王のイデオロギー

第3章 宮廷、行政機構、王国の財政

第4章 ヘロデの後継者たち

✥著訳者紹介✥

著者 C.G.シュウェンツェル (Christian-Georges Schwentzel)

1967年生まれ。歴史家、専門はヘレニズム・ローマ時代のオリエント史。2011年パリ第4大学にて博士号(歴史学)取得。現在、ロレーヌ大学古代史教授。著書『クレオパトラ』(北野徹訳、白水社、2007年)など多数。

訳者 波部 雄一郎(はべ・ゆういちろう)

1978年兵庫県生まれ。関西学院大学大学院博士課程後期課程修了。博士(歴史学)。現在、関西学院大学ほかにて非常勤講師。著書に『プトレマイオス王国と東地中海世界――ヘレニズム王権と東地中海世界』(単著、関西学院大学出版会、2014年)、『よくわかるクリスマス』(嶺重淑との共編著、教文館、2014年)、『記憶と慣行の西洋古代史――エジプトからローマまで』(中井義明・堀井優編著、ミネルヴァ書房、2020年)ほか。

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書評

ヘロデ大王とその後継者たちの歴史的実像に迫ろうとする意欲作
〈評者〉小河 陽(本のひろば2022年12月号)